ネズミ駆除に超音波は効果があるのか?失敗しないための正しい知識と対策

ネズミ駆除に超音波は効くのか?正しい知識と対策

目次

1.「超音波でネズミを追い出したい」が失敗しがちな理由──まずはユーザーの不安に共感します

天井裏でカサカサ……。
夜になると物音が増える……。
突然食品がかじられていた……。

そのような状況に直面した多くの方が、まず検討するのが 「超音波によるネズミ駆除」 です。

  • 設置するだけでOK
  • 即効性がありそう
  • 殺鼠剤のような不安もない
  • ペットや子どもにも安全そう

こうしたイメージから「簡単で安全にネズミを追い出せる」と思われがちです。

しかし、ネット上では「全然効かなかった」「最初だけだった」といった声があり、
「本当に効果があるの?」「買って損しない?」
という不安を持つのは当然です。

実際、ネズミ駆除の現場でも“超音波だけで完全に解決”というケースは、残念ながら多くありません。

ではなぜ「超音波は効かない」という声が出てしまうのでしょうか?


2.結論:超音波には一定の効果はあるが“単独では不十分”──不安の解決方法を明確に提示

●超音波はネズミに「不快刺激」を与える効果がある

科学的には、

  • 周波数によってはネズミが嫌がる
  • 聴覚に負担がかかり居づらくなる
  • 活動ルートを変える可能性がある

こうした“嫌悪効果”は一定レベルで確認されています。

しかし、ここが落とし穴です。

●超音波が効きづらい最大の理由

  1. 家具や壁に音が遮られやすい
  2. 慣れ(順応)が早い
  3. 巣にしている場所には届きにくい
  4. 侵入口が塞がれていないと戻ってくる
  5. 個体ごとの差が大きい

つまり、超音波は「追い出す補助としては効果がある」が、
“駆除のメイン”にはなりづらい のが専門家の共通見解です。

●ではどうすればいいのか?

答えは 「超音波 × 侵入口封鎖 × 環境改善」の3点セット で考えること。

超音波は“嫌悪刺激による移動誘導”として利用し、
実際の駆除は別の手法で行い、
最後に再侵入防止の対策をすれば効果は大きく変わります。


3.超音波が「正しく使えば役に立つ」理由──専門的な証拠と根拠を提示

【1】ネズミは音に敏感で「未知の音」を避ける性質がある

ネズミは警戒心が非常に強く、
環境の変化に敏感に反応します。
特に“聞き慣れない周波数の音”は警戒の対象になり、
通り道を変えたり、一時的に巣から離れる現象が見られます。

これが「超音波が効いた」と感じる瞬間です。


【2】研究データでも“嫌悪反応”は確認されている

・10〜20kHzの音が行動変化を起こした
・活動時間が20〜40%減少した
・通路選択に差が出た
など複数の研究が存在します。

ただし重要なのは
「追い出しはできても巣を放棄させるほどではない」
という点です。


【3】プロの現場でも「補助的な手段」として採用される

害獣駆除専門業者でも超音波装置を活用するケースがあります。

しかしその位置づけは
“追い出し効果を高めるための道具”
であり、
「これだけで駆除完了」と判断する業者は存在しません。

理由はシンプルで、
繁殖している個体や巣にいる個体には効きにくい
ためです。


【4】正しい使い方をすれば効果は2倍になる

以下のポイントを押さえると、超音波の効果は明確に上がります。


●超音波装置を“効かせる”ための具体的な設置ポイント

① ネズミの通り道に向ける

・キッチンの隙間
・天井裏への配線穴
・床下点検口周辺

音は障害物で消えるため、
「通路の正面に設置する」のが最重要です。


② 家具の裏、天井裏、床下など「複数設置」が前提

1台で家中カバーするのは不可能です。
最低でも3〜5台は必要です。


③ 設置して終わりではなく、効果が薄れたら周波数を変更

ネズミは慣れるため、
可変周波数タイプ」が最も効果を維持できます。


④ 超音波で“追い出した後”が一番重要

追い出されたネズミは、
侵入口が空いていれば再び戻ってきます。

そのため絶対に必要なのが、
侵入口封鎖(防鼠工事) です。


4.超音波だけに頼らず“根本解決”するための最適な対策──まとめ

ここまでの内容を簡潔にまとめると以下の通りです。


【結論①】

超音波は一定の効果はあるが、単体ではネズミ駆除は完結しない。


【結論②】

正しい設置 × 併用対策で効果は大きく変わる。

  • 侵入口封鎖(絶対必要)
  • 置きエサをやめる
  • 食品管理
  • ゴミ管理
  • 巣の撤去
  • 捕獲器や粘着シートの併用
  • 通風口の金網交換

こうした“環境改善”と組み合わせることで
超音波の追い出し効果は最大限に活かせます。


【結論③】

最も効果が高いのは「総合的な防鼠対策」。

超音波に過度な期待を持つと失敗しますが、
逆に「正しく使えば十分に役立つツール」でもあります。


迷っている方へ

もし今、

  • 天井裏の音が止まらない
  • 市販の超音波が効いてるかわからない
  • 結局どうするのがベストか知りたい

このように感じているなら、
超音波だけに頼らず、
“自宅に合った総合的なネズミ対策” を検討することを強くおすすめします。

なぜなら、
ネズミ被害は放っておくほど
・配線被害
・健康被害
・家全体の衛生リスク
が増えてしまうからです。

この記事が「超音波の正しい理解」と「後悔しないネズミ対策」の助けになれば幸いです。

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この記事を書いた人

害虫駆除歴10年
ダスキン林支店ターミニックス事業の一員として飲食業や一般のご家庭をはじめ様々な現場で害虫駆除の経験を積んできました。
現在綾瀬市にて深谷上ターミニックス店長を務めゴキブリ・ネズミ・トコジラミを中心に皆様のお困りごとにお力添えいたします。
害虫のお悩みはダスキン林支店・ダスキン深谷上ターミニックスにお任せください。

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